東京トラベルパートナーズ株式会社代表取締役 栗原茂行学生時代はプロボクサーとして奮闘 2007年 大手旅行代理店に就職し、法人営業を担当 2016年 起業したい想いを実現し、東京トラベルパートナーズ株式会社を設立 介護施設向け旅行サービス「旅介」、フランス発のオンラインツアー「ONYVA!」を運営 |
What’s 東京トラベルパートナーズ皆さん、旅行は好きですか? 僕(創業者)は大好きです!笑 今、このコロナ禍の影響を受けてはいますが、介護施設に入居している方を旅行に連れて行くサービスを提供しています。 事業の名前は、『旅介(タビスケ)』。旅行に「行く」よりも旅行が「来る」ということがテーマです。 介護施設に、オンラインツアーを「参加型・生中継・高画質」にこだわって提供しています。(コロナ禍の影響で実際の旅が難しい状況です…) オンラインツアーの内容は、VRを使ったもの/フラダンサーを呼ぶ・パンケーキを作ることでハワイ旅行の擬似体験/桜の満開を南から追って行く旅など、たくさんの種類があります。(月に5〜7本ほど企画) 『旅介』を提供する背景として、高齢者の旅行に行きたくても行けない状況を変える事で社会のバリアフリー化がより進んでほしいという願いがあります。 また、貸し会議室の運営、海外からのオンラインツアーも行っています。 |
志・社会的ビジョン
▶会社のビジョン
「全ての人が旅行を楽しめる社会を作る」というのをビジョンとして掲げています。
超高齢社会(2060年には40%が高齢者)と言われる現在の日本で、「箱の中に入れる」のが介護の特徴となっています。
また、介護施設に入居している方に取ったアンケートでは「旅行に行きたい方『71%』」に対して、「実際に旅行に3年以内に行った方は『8%』」でした。そういう方々を「旅行」に連れ出すことにより、自然と社会のバリアフリー化が進み、観光地の経済も回るようにすること、言うなれば「全ての人が旅行を楽しめる社会をつくる」が会社のビジョンとなっています。
▶個人のビジョン
私がこの会社を立ち上げる半年前、「民泊」と「介護」どちらで仕事をするか迷っていました。
旅行業界の方にヒアリングをすると、皆「民泊」を薦めてきました。理由としては当時民泊が流行っていて、逆に「介護」でうまくいっている会社なんて聞いたことが無いということでした。介護旅行会社で1番と言われていた会社に話を聞いた時でさえ、「やめた方が良いよ」と言われました。
私の性格かもしれないですが(笑)、「やめた方が良いけど実際の介護者は旅行に行きたい実情」をみた時にとても血が騒ぎ、「No1になってやる」と思い、今の会社を始めました。
実際、今年のオリンピックの車椅子関係の仕事なども任されるようになり、名実ともにNo1になれたと自負しています。
何を学べるのか(学生に提供できるもの)
「ベンチャー企業のバタバタしてる感じ」を学ぶことができます(笑)
例えば、営業の人間がカメラマンや司会までやったりと、とてもマルチに活躍しています。そういったベンチャー企業ならではの「一人一人が能動的に動く」ことは大手企業では経験できない内容です。
また、オンラインツアーの配信技術を学べます。私たちはフランスにもチームがあり、その人たちと二人三脚で介護施設のエンターテイメント性を追求できることは非常に魅力的です。
あと、現地に旅行気分で行くこともできます。(一応仕事だからね!笑)
▶具体例
・現地のAD役
・営業
・配信の電波チェック
・シナリオ考案、チラシ/ページ作成
などなどたくさんあります!
その仕事の先にある広がり
映像の配信技術、そして高齢社会に対するマーケティング技術が身につきます。
その経験を活かして就職したり、起業などを見据えることができます。
学生へ伝えたいこと・代表メッセージ「決めたことをやり抜く力」を今のうちから鍛えることをお勧めします。 昔は、できることとできないことの差が運だと思っていましたが、実はそうではありませんでした。 目の前の小さいことからやり抜くことで、できることがだんだん増えてくるのだ、と実感したからです。 それを繰り返すことで、遠く感じていた夢が、いつの間にか目の前にあります。 夢の達成を応援していますし、その実現に私たち東京トラベルパートナーズが関われたらとても嬉しいです。 ご応募待ってます! 東京トラベルパートナーズ株式会社 代表取締役 栗原 茂行 |
インタビューを終えて・学生の感想栗原さんがリラックスできる雰囲気を作ってくれていたので、楽しくインタビューできました。 印象に残っているのが、失敗を恐れずに次に進む姿勢です。記事には書いていないですが、栗原さんはこの会社を創業する前に一つ会社を作っていて、その会社はうまくいかなかったそうです。他にも、創業時にはたくさんの方から「やめておけ」と言われたのに、自分を信じて突き進みました。周りを気にせずに「できる」と思ったことに対して一直線で、とてもカッコいいなと感じました。 僕も目の前のことをやり抜いて、夢に近づけるように頑張りたいと思います。 (成城大学 土屋 哲) |
Comments