東京中央労務管理事務所代表・社会保険労務士 今井恒大学卒業後、大手アパレル会社に入社。 人事総務部に配属され、専門的な知識を得るため社会保険労務士の資格を取得。 その後、大手士業事務所の社会保険労務士部門のトップを5年間務め、営業成績年間トップを3度、事務所の個人歴代売り上げ記録も更新。 現在は港区南青山のオフィスにて創業間もない会社から上場企業まで幅広い会社のお手伝いをし、日々業務の拡大中。 社会保険労務士の業務を通じて、顧客、取引先、そこで働く方々はもちろん、友人、家族も含めて、弊社に関わるすべての『皆様の世界を救う』ことを経営理念としています。 |
What’s 東京中央労務管理事務所皆さんは自分がどのような社会保険に入っているかわかりますか。 普通に暮らしていると、きっとわからないと思います。 例えば20歳を超えると国民年金に入ったりなど、自分が知らないだけで社会保険はあちこちに存在しています。 その、「国がやっている保険」を扱うのが社会労務士という仕事です。 具体的には、 ①コンサルティング業務 例えば、アルバイトをする場合には ・8時間を超えたら残業代を払う ・最低賃金(東京都は1013円) ・22時を過ぎたら深夜料金(時給の1.25倍)を払う などといった細かい決まりがあり、企業さんはなかなかそこまで調べて決めることができません。 その場合に私たち社労士が伝えて、法律を犯さないように支えます。 また、就業規則(働く上でのルールブック)の作成などを手伝います。 ②雇用関係助成金 国が提供する助成金に、企業が気がついていない場合があります。 その場合に、受給可能な助成金を提案するのも一つの仕事です。 ③給与計算業務 給料において、会社が払う金額と実際に社員が受け取る金額は違います。 例えば所得税や社会保険料などが引かれるためです。(一般的に手取りと呼ばれる) そういった計算をお手伝いする仕事です。 |
志・社会的ビジョン
▶会社のビジョン
「一人ひとりの身の回りの世界を守る」です。私たちの仕事は、給与計算や税金関係など、ミスが許されないものばかりです。何をするにしても、会社で働く従業員の生きている世界を支えないといけないものだと感じています。「従業員の子供が生まれたから保険証が欲しい」という場合でも、その仕事自体は細かいですが、その先に広がっているのはその人の仕事や会社、友達など、その人の生きている(身の回りの)世界を支える、守るのが使命であり、ビジョンです。
▶個人のビジョン
継続は力なり、に尽きます。
何を学べるのか(学生に提供できるもの)
国家資格が必要なため、業務の内容は簡単な入力業務などになると思います。
ただ、せっかくきていただくのなら、「なぜ社労士という仕事が必要なのか。」や「給料をもらった場合に手取りはいくらになるのか」など、社会に出る前に知っておいた方が良いことを伝えたいと思っています。
その仕事の先にある広がり
会社の総務、人事をする場合に社会保険関係の知識は必ず生きます。実際、私は会社の人事として働いていて、資格の必要性を感じて社労士になりました。学生のうちにその必要性を感じておくのも、悪くないかもしれません。
また、私たちの仕事は花形と呼ばれる仕事ではないかもしれません。しかしだからこそ「学職」として体験をすることでやりがいを感じるかどうかを判断することができます。
ちなみに、私がこの仕事でやりがいを感じる瞬間は「相談に乗った結果、問題が解決して会社から感謝されること」です。
また、このコロナ禍で、助成金のアドバイスでたくさんの企業を支えられたことは改めて仕事をやってて良かったと感じる瞬間でした。
学生へ伝えたいこと・代表メッセージ私は大学時代にヨットをやっていました。しかし、合宿などで時間がなかったため、やりたいことに十分に取り組むことができませんでした。コロナ禍ではありますが、旅行やOB・OG訪問など、見聞を広めることをして欲しいです。(だらだら過ごす1日も悪くはないと思いますが…笑)OB・OG訪問も、社会人の敷居が高いような気がしますが、実際に来てくれると嬉しいものです。社会人との接点をもって学生時代を過ごすことは、あなたにとってプラスに働くと信じています。 東京中央労務管理事務所 社会保険労務士 今井 |
インタビューを終えて・学生の感想インタビューをする前は、社会労務士という仕事のことを全く知りませんでした。記事の内容とは直接関係ありませんが、「世の中にはたくさんの仕事があるんだなあ」と改めて感じました。僕も「学職」や旅行などを通して、大学生のうちに沢山見聞を広げようと思えました。 (成城大学 土屋 哲) |
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