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執筆者の写真学職事務局

人の役に立つことを実感できる人になる



有限会社ケア・プランニング

代表取締役社長 中原修二郎

明治学院大学で福祉を専攻。

在学中の実習体験で福祉に「笑い」が必要であると感じ、卒業後はお笑い芸人を目指して養成学校に入学。

その後、有限会社ケア・プランニングを起業し、毎年のように新規事業を立ち上げている。

企業としても東京ワーク・ライフ・バランス認定企業として2010年・2018年と二度にわたり東京都より認定される。

現在もITを駆使した働き方改革の推進をはじめ、SDGsにも積極的に参画し、高齢者福祉のみならずジェンダー平等を掲げ、女性活躍や障がい者支援などを通じてすべての人が活躍を実感できる社会を目指している。

今後の展開

ソーシャルビジネスとしてLEDを使用した水耕栽培の野菜工場の開設

脳トレと機能改善を目指したeスポーツ・eバイク施設の開設

IT人財・eスポーツ人財を育成する就労支援施設の開設 等々

その他、上記に付随する各事業も画策中。

いい意味で常軌を逸したアプローチで企業価値の創造を模索していく。


日本商工会議所 社会保障委員会 委員

経済産業省 産業構造委員会 委員

公益社団法人東京青年会議所 理事長(2016)

一般社団法人日本eスポーツ機構 理事長

就労支援多機能型事業所 特定非営利活動法人HOPE 理事長

社会福祉士・介護支援専門員(ケアマネージャー)



What’s ケア・プランニング

ケア・プランニングでは、介護全般の仕事をしています。訪問介護、デイサービス、福祉用具のレンタル販売(ベッド・車椅子)、居宅介護支援、初任者研修(介護資格取得のためのスクール)など、多岐に渡ったサービスを展開しており、高齢者や障害をお持ちの方が、地域でいきいきと生活を送ることができるよう支援しています。

また、今後はソーシャルファームとして、就労困難者を雇用した農業にチャレンジしていきます。



志・社会的ビジョン

大学時代、母親の勧めもあり、介護や福祉を専攻していました。実習で老人ホームへ行った際にある女性と出会い、その女性が場を支配して笑いの渦を巻き起こしていたのを見てから、お笑い芸人になって施設訪問などをしたいなと志すようになりました。しかし、母親が病気を患って収入が必要になったことや、周りの環境をきっかけに起業することになり、最初は従業員もすぐ辞めて行ったり伸び悩んだりなど苦しい状況にありました。しかし、色々な方との出会いで、給料だけでつながっていたところから信頼関係やどうやったら喜ぶのかを考えるようになってからは従業員が辞めなくなり、仲間が増え、どんどん新しい発想やニーズを拾って事業展開していき、ビジョンが出来上がり、現在に至ります。

ビジョンとは「人の役に立つことを実感できる人になる会社」ということです。仕事というのは、誰かの役に立っているものの手段の一つで、弊社では役に立つことを実感してもらいたいと思っています。そう思える人たちを作るのが世の中のためになるし、世の中が望んでいることだと思っています。


何を学べるのか(学生に提供できるもの)

誰もが老いていくし、自分のおじいちゃんとかおばあちゃんや近所の高齢者と関わる機会は必ずあります。もちろん、今後専門的に介護に携わりたい方であれば、介護について学んでもらいたいと思います。しかし、まずは仕事というより身近なことだという認識や介護の仕事を、様々なことを、学んで欲しいです。

介護業界は3Kと言われたり、夜勤があるなど、イメージがあまり良くないと思います。一方で、私は人から感謝されるのを実感できる仕事は介護以外の他にはないなと思っています。だからまずは皆さんに身近なこととして考えて欲しいし、悪いイメージを変えていくためにSNSやTwitterの運用も検討しています。


その仕事の先にある広がり

弊社では初任者研修を実施しており、資格の対策講座を行っています。介護業界では、3年実務を積むと介護福祉受験資格を得ることができ、合格した後に5年実務を積むとケアマネージャーの受験資格を得ることができます。このように介護士としてのステップアップや専門性を磨くことが可能です。また、弊社では多様な働き方を提案しています。女性でも男性でもライフステージによって、短時間正社員制度・子育て支援などで働き方を選択することができるため、“どういう自分になりたいか”で仕事を継続することが可能です。




学生へ伝えたいこと・代表メッセージ

新しいものが様々生まれている中で、色々な経験はした方がいいと思います。道にぶつかったときに選択肢がないと困っちゃうので、経験を通して選択肢を持つことが重要なのではないかなと感じます。よく「一発勝負かける」とか「人生はゲーム」という言い方をする方もいますが、「ゲームオーバーしたら終わり」ではなく、失敗があったから前よりも効率的にうまくいきます。

最近はまっているマインクラフトというゲームでも、せっかく武器を揃えたのに負けてしまって、またゼロからのスタートになってしまって、「ふざけんなよ〜(笑)」と思いますが、次はもっと上手く早く立て直しをすることができたりします。失敗しても次成功する可能性が高くなるので、失敗を恐れずに幅広く、色んなことに挑戦していくことがいいと思います。

有限会社ケア・プランニング 代表取締役社長  ️中原 修二郎




インタビューを終えて・学生の感想

インタビューの中でも話題に出ましたが、介護の仕事は大変そうなイメージがありました。しかし、ビジョンや介護と向き合っている中原さんの “人から感謝されることを実感できる仕事は他にない”というお話を聞いてみて、何だか優しい気持ちになり、介護へのイメージが変わりました。仕事の広がりとしても、「どういう自分になりたいか」という個人のビジョンに合わせて専門性を高めることができたり、働き方も変化させていくことができる環境があるのが、とても魅力的に感じました。

(東洋大学 高橋 由奈)



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